Switchbot開閉センサー レビュー : 実は物理ボタンに注目
こんにちは。Switchbot芸人のうすかんです。
前回のSwitchbotロックに引き続き、今回はSwitchbot開閉センサーをレビューします。
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開閉センサーの外観・仕様
開閉センサーはあくまでセンサーなので、これ単体で買っても何の意味もありません。
既にハブやボットなどのSwitchbot製品を持っている方が、扉の開け閉めなどの条件を検知して自動化するために購入するものです。
取り付けた姿はこんな感じです。本体と開閉検知のためのマグネットが付属しています。
開閉検知を基点に、シーリングライトを消すシーンを撮ってみました。
なんでボタンを押しているのかは後述します。(※ボタンを押さなくてもセンサーを反応させることはできます)
Switchbotシーンのアクション条件一覧
Switchbotのシーンとして、以下の条件をアクション条件(シーンを開始するトリガーとなる条件)に指定できます。
後述しますが、開け閉めの検知の他にも、「動体検知」「照度」といった項目もありますね。
自分の使い方
自分は開閉センサーをリビングと玄関(土間)の間のドアに設置しています。
センサーの使い道としては
- 「外出」「帰宅」を検知してテレビ、照明、暖房をON/OFF
- 夜暗いときリビングに誰かがいたらトイレの電気をON
の二つです。玄関への導線および、トイレへの導線としてふたつの使い方をしていることになりますね。
外出・帰宅には「ボタンを押して外に出る」ことが重要
この開閉センサーには物理ボタンがついています。
このボタンが自分としては非常に重要でした。このボタンを押すことが外出時の自動化処理に必要になります。
センサーの設定にもよりますが、
- ボタンを押した後に開閉センサーを開けると「出るモード」という条件が発火する
- ボタンを押さずに開閉センサーを開けると「入るモード」という条件が発火する
という形で、ボタン押下の有無をシーンのアクション条件に使うことができます。
これを使って、外出及び帰宅時の機器操作自動化を実現することが可能です。
- 外に外出する場合はボタンを押し、「出るモード」を基点としたシーンを作成する
- 家に帰宅した場合は扉を開け、「入るモード」を基点としたシーンを作成する。ただし、「入るモード」は普段のドアの開け閉めでも反応してしまうので、なんらか他の条件で本当に帰宅時なのか担保する必要がある(自分はシーリングライトがついていない場合に入るモードとなった場合には帰宅とみなしています)
できれば玄関に装着するSwitchbotロックでこのような外出/帰宅連携を行いたいところですが、
「外出する」という意思表明はなんらか行わないと逆に不便になってしまいます。
(ゴミ出しに外に出るだけで家中の家電がON/OFFされるのちょっと嫌ですよね)
まあ、外出時/帰宅時にスマートスピーカーに一声かけて操作するように設定すればそれでよくね?
という声もあるかと思いますが、声かけるのも面倒くさいんですよね...
なお、Switchbotブランドでボタン操作ができるものとしては
他にSwitchbotリモートボタン、NFCタグ(厳密にはボタンではないですが)があります。
リモートボタンはハブとの連携機能がなく、ボタンを押してシーンを起動させることはできません。そのため、
単一のボット(指ロボット)、カーテンなどのBluetooth経由での操作はできますが、複数の機器を同時操作させることはできません。外出時に一括で電源OFFにしたい...というような用途には向いていないでしょう。その代わり、ハブを経由しないからだと思いますが押してからの機器の動作は速いです。
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実は照度センサーや動体検知機能もついている
開け閉めの検知の他にも、Switchbot開閉センサーには照度センサーおよび動体検知の機能がついています。
細かい設定はできず、シーンのアクション条件に指定できるのは
- 動体検出
- 動体未検出(指定の時間動体がなかった場合に条件を満たす)
- 明るい
- 暗い
のみです。
明るい/暗いはどちらかの二値しかわからないですが、どのぐらい明るいと明るい判定になるかはアプリで設定できます。
我が家は基本的に9:00〜10:00の間に父が寝床につき、リビングが暗くなります。
そのため、「夜である」ことの判定に照度センサーを使っています。
暗いときかつ動体検出したら、トイレの電気を自動でONにしています。
(その後、動体がしばらく検出されなければ自動でOFF)
総評
自分にとっては物理ボタンがあることの意義が大きく、外出・帰宅をスマート化することができました。
それ以外にもアイデアがあればいろいろできそうなセンサーです。自分もしばらくしたら買い足して、
家の郵便受けへの投函の検知に使いたいと考えています。